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屋根のカバー工法:ポイントや工事の流れをご紹介

愛知県蒲郡市に拠点を構える、屋根の修理・リフォーム専門店「ヤネケン」です。

 

カバー工法とは古い屋根の上に軽い屋根を貼ってかぶせる屋根の工事方法です。

葺き替えのように古い屋根を剥がす必要がないため、工事費用や期間を抑えることができます。

そこで今回は屋根のカバー工法での工事を検討している方に向けて、カバー工法の種類・メリット/デメリット・時期とポイント・工事の流れを紹介いたします。

 

カバー工法の種類と費用

まず、カバー工法は表面が平らな屋根に対して行う工法です。

そのため、瓦屋根・波方スレートなどの表面に凹凸のある屋根には施工できません。こうした屋根にお住まいの方は、古い屋根を剥がしてから新しい屋根を葺き替える必要があります。

一般住宅では、スレートの上に軽い金属屋根(ガルバリウム鋼板もしくはエスジーエル鋼板)をかぶせる工事がよく行われています。またアスファルトシングルをかぶせると、金属屋根よりも安く工事が行えます。

費用感の目安としては、屋根材が1~1.2万円/㎡・足場代が18~25万円ほどになります。他にも、屋根を張る釘の材料や屋根本体の下に敷くルーフィングによっても費用は変動します。

 

カバー工法のメリット

カバー工法には次のようなメリットがあります。

断熱性・遮音性・防水性が向上する

カバー工法に使われる屋根材には断熱材が取り付けられていたり、既存屋根との間に通気層が形成されたりすることで断熱性が向上します。また屋根が二重になることで、雨音が軽減します。特に石材チップの金属屋根材は表面に加工がされているため、遮音効果が期待できます。他にも新しくルーフィングを張るため雨漏り防止効果もあります。

リフォーム費用が安い

先述の通り既存の屋根の撤去がないため、葺き替え工事よりもコストを安く抑えることができます。

工期が短い

葺き替え工事に伴う撤去作業や廃材処分がカバー工法には必要ないため、工期を短縮することができます。屋根の形状や大きさによりますが、約7日前後で行えます。

騒音やホコリが少ない

葺き替え工事と比べて、騒音やホコリといったトラブルの原因が発生しにくいです。

アスベストにも対応可能

2004年以前の物件でスレートが用いられている場合、アスベストが含まれている可能性が高いです。これの撤去には厳格な管理が必要となるため、費用も高くなります。しかし、カバー工法ではそのような手間や費用を省くことができます。

カバー工法のデメリット

一方で次のようなデメリットもあります。

耐震性に影響を及ぼす可能性がある

工法の性質上、多少ですが屋根が重くなります。

大きな影響を及ぼす可能性は低いものの、不安な方は業者とご相談の上で工事をご依頼してください。

瓦屋根には対応できない

先述の通り瓦屋根では施工できないため、葺き替えが必要になります。

瓦屋根にお住まいの方でリフォームをお考えの方は、今後カバー工法が行いやすい屋根に葺き替えることもおすすめです。

内部の補修が必要な屋根には対応できない

既存屋根がすでに劣化している場合は屋根の下地材の張り替えや補修が必要となります。そのため、劣化がひどい場合はカバー工法をおすすめできません。

このような場合は傷んだ下地部分を撤去し、補修等を行う必要があります。

 

時期とポイント

築10〜30年ごろがおすすめの時期です。

築10年未満では屋根が大きく劣化することは少ないです。

しかし、風の強い地域では短い期間で屋根が傷む可能性もあります。そのため明らかに不具合が現れている場合は、耐風性能の高い屋根材でカバー工法を行うのがおすすめです。

逆に築30年以上だと、屋根の劣化状況がかなり進行していることが多いです。そのため通常のカバー工法ができない可能性があります。

また、次のような症状がある場合はカバー工法を検討することをおすすめします。

経年劣化

屋根の耐用年数が近づくと劣化が広範囲に広がります。

屋根のひび割れが広範囲に及ぶ場合は、工事を検討した方がよいでしょう。

コケが広がっている

主にスレート屋根の目安としては、表面にコケが繁殖している場合です。

コケは湿気を多く含んだ屋根に繁殖します。

見た目も悪くなりますし、コケの根が屋根材の中に入ることで屋根材自体を傷める可能性があります。そのためコケが広範囲に広がっている場合は、塗装ではない工事をおすすめします。

雨漏りが起きている

雨漏りが起きている場合、屋根材だけでなくルーフィングや野地板の劣化も考えられます。

 

工事の流れ

1.棟板金・貫板の撤去

屋根のてっぺんにある棟板金とその下地の貫板を撤去します。

2.防水シートを敷く

ルーフィングとも呼ばれる防水シートを新しく設置します。このシートが最終的に雨漏りを防止してくれます。

3.新しい屋根材を葺く

防水シートの上から新しい屋根材を葺いていきます。

4.新しい貫板・棟板金の設置

貫板は一般的には木製ですが、腐食しにくい樹脂製のものもあります。

5.棟板金のコーキング処理

板金同士が重なり合う部分から水が浸入しないように、隙間をコーキングで埋めます。

6.完工

 

愛知県蒲郡市に拠点を構える「株式会社ヤネケン」は、蒲郡市を中心に地域に密着した屋根の修理・リフォーム専門業者です。屋根のことでご相談がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

 

まとめ

今回は、屋根のカバー工法についてご紹介いたしました。

カバー工法をご検討している方はぜひこの記事を参考にして、大切なお家をお守りください。

 

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