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ガルバリウム鋼板について:メリットとデメリットをご紹介!

愛知県蒲郡市に拠点を構える屋根の修理・リフォーム専門店「株式会社ヤネケン」です。

 

ガルバリウム鋼板は金属屋根の一種で、最も人気の屋根材の一つです。

ガルバリウムとは亜鉛・アルミニウム・シリコンを組み合わせた合金のことで、これをメッキした鋼板の建材がガルバリウム鋼板です。

現在ではSGLと呼ばれるガルバリウムが主流になっており、これは上記の合金の組成にマグネシウムを加えたものです。これにより従来のガルバリウム鋼板よりも防錆性が向上しました。

耐用年数は30〜40年が目安で、施工費用は8,400〜12,600円/㎡が相場となっています。

この記事では、屋根材としてガルバリウム鋼板を用いるメリットやデメリットを紹介いたします。

屋根材を迷っている方や、ガルバリウム鋼板への葺き替え・カバー工法を検討している方はぜひ参考にしてください。

 

ガルバリウム鋼板のメリット

軽量で耐震性が高い

ガルバリウム鋼板は軽量で耐震性に優れています。

屋根が重いと地震が起こった時の建物の揺れが激しくなり、建物の倒壊や屋内の家具の転倒を引き起こしやすくなります。

ガルバリウム鋼板の重さはスレートの1/5、瓦の1/20であることから、他の屋根材と比べても軽量なのが大きな特徴です。

防水性が高い

ガルバリウム鋼板の材料である金属は水を通さない上に、吸水性もありません。

そのため雨水が屋根材や屋根材と下地の間に浸入することがなく、雨漏りに強いです。またガルバリウム鋼板を縦葺きで施工した場合、雨水が流れやすくなるため雨漏りの心配をより減少させることができます。

さらに吸水性が低いと屋根に水が溜まりにくいためひび割れの原因となる凍害を防ぐことができます。

緩い勾配の屋根でも施工できる

スレートや瓦の屋根材を用いる場合、水捌けの都合上一定以上の角度がなければ施工できません。

しかしガルバリウム鋼板を用いると、屋根材に吸収性がないため緩い角度での施工が可能です。

遮音性や断熱性が高い

金属板は薄いため雨音などが響きやすいです。また金属は熱伝導が高いため外が高温のとき、屋内も暑くなることがあります。

しかし断熱材一体型のガルバリウム鋼板を使えば、他の屋根材よりも断熱性が向上するため屋内を快適な環境に保つことができます。また断熱材一体型のガルバリウム鋼板は遮音性を有しており、70dBの騒音を30dBほどに減少させることができます。

金属屋根は雨音がうるさいと考えられていますが、このような屋根を使うことで静かな屋内を維持することもできます。

耐久性・加工性に優れている

ガルバリウム鋼板は亜鉛の防食作用とアルミニウムの自己修復作用により錆びにくく耐久性が高いです。ガルバリウム鋼板の耐久年数の目安は、先述の通り30〜40年が目安で、スレートやアスファルトシングルなどその他の屋根材の耐久年数が20〜30年であることと比べると耐久性に優れていることが挙げられます。

またガルバリウム鋼板は金属が素材なので加工しやすいため、さまざまなデザインに加工できます。塗料を選ぶことで、屋根の色も自由に決めることも可能です。

改修時の費用や手間がかかりにくい

ガルバリウム鋼板は軽量で作業性が高い屋根材であることから、短期間で張り替えられる上に補修なども他の屋根材よりも簡単です。また他の屋根材と異なり廃材を再利用することができるため処分費用がかからず、環境負荷を減らすことにもつながります。

カバー工法が行える

最近では既存の屋根材に新しい屋根材を重ねて葺くカバー工法が人気です。

ガルバリウム鋼板は軽量で平らな形状なのでカバー工法を容易に行うことができます。カバー工法では既存の屋根材を全て撤去して新しい屋根材を張る葺き替え工事よりも費用を抑えることができるため、屋根のリフォームの費用を抑えたい方に特におすすめです。

 

ガルバリウム鋼板のデメリット

コストが割高になってしまう

ガルバリウム鋼板は他の屋根材と比較すると若干価格が高くなってしまいます。例えばスレートの価格が4,500円/㎡に対し、ガルバリウム鋼板の施工価格は5,500〜6,500円/㎡となります。

衝撃に弱い

薄い金属でできている屋根材なので外部からの衝撃に弱く凹みやすい上に凹んだところを元通りにすることはほぼ不可能です。

凹みが不安な方は厚みのあるガルバリウム鋼板を用いたり、衝撃を和らげてくれる断熱材一体型のものを選んだりすることがおすすめです。

施工が難しい

施工には専門的な板金技術が必要です。

また薄いため傷つきやすいことから、施工過程で傷がつくとそこから腐食することもあります。

ガルバリウム鋼板を施工する際には、板金工を専門にしている業者に依頼することがおすすめです。

 

まとめ

ガルバリウム鋼板は軽く加工しやすいなどのメリットがある一方で、衝撃に弱いといったデメリットもあります。

ご自身のお家に合った屋根材を選ぶことで快適な住環境を確保できます。

ぜひこの記事を参考に最適な屋根材をお選びください。

 

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